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闇バイトと若者の法律意識

こんにちは、今回は闇バイトの話です。

マーケティングの話も少しでてきます。

 

 

日本で闇バイトが流行っているのは、若者が無知だからだと思います。

 

無知=罪ではありませんが、

僕は、日本において、法律とそれ以外の区別がつかない人が多いと思っています。

これが弱点です。闇バイト業者に狙われる理由です。

 

子供の頃を思い出してみてください。

学校内やグループ内のルールってありますよね。

廊下を走ったらダメとか、飴を持ち込んだ人がいたら学年集会みたいな。

特に子供の内はそういったルールが多いです。

 

廊下を走るのと、いじめは違いますよね。

でも子供の中では、「先生や親に怒られる」という罰がある点で共通です。

むしろ同列に並んでいる人が多いでしょう。

実際、いじめの内容によっては警察沙汰にならないものもありますが、

基本的にいじめは犯罪です。

 

大人になれば人を叩いたりしないでしょうが(実際捕まるので)、

子供は暴行が罪であり、罪かどうかのラインがあることを知りません。

法律を詳しく知らないからです。

 

基本的に法律(刑法)って社会のマナーではなく、ルールですから、守らなければ罰がある。それだけです。

法律を守りさえすれば何をしても良いというのは語弊がありますが、

法律とそれ以外を区別することはとても大事です。

 

では闇バイト業者が狙うのはこの法的意識の薄さです。

手口としては、求人サイトでいかにも普通のバイト内容として募集します。

応募してきた人に個人情報を要求します。

ネットでデータを送らせます。

身分証のコピーや家族の名前、家の周りの道を撮影した動画など。

 

ここで応募してきた人とやりとりして、

個人情報をもとに脅します。

犯罪を実行させます。

 

SNSで見かけて思ったのが、普通の人でも「個人情報を握られたら終わり」と言ってる人がいることです。

 

感情的に怖いのはわかりますが、

法律的に考えれば、何が終わりか意味わからないです。

しかし、おそらく若者の感覚、子供の中での学校やコミュニティのルール感覚だと終わりなんだと思います。

 

 

若い人は法律の知識が薄い人が多いため、

「怖い奴らに狙われることになった、家族や家の情報を握られていて逃げられない」感覚だと思います。

実際は警察を敵に回す方が何倍も怖いわけですが、情弱を脅すには十分でしよう。

 

 

ちなみにこの手法って「ふるいにかける」やつです。

このブログ的に言えば、マーケティング手法の悪用といえます。

ひっかかった人をさらにひっかけていって、ふるいにかけて、残った人を利用するってことです。

例えば怪しいバイト広告を見た人が1万人いるとして、応募するのが500人、さらに個人情報を送ってくるのが50人、やりとりして現場にくるのが10人

みたいな、セールスファネル(漏斗)の悪用ですね。情報商材ビジネスにも使われる手法です。

 

 

 

普通の感覚で推測すれば、闇バイト業者は警察に捕まるのが1番のリスクだといえます。

実行犯を募集するのがその証拠です。

つまり、実行犯にならなかった若者を実際に家までいって脅すとかはしないでしょう。

闇バイト業者は犯罪というリスクをもってお金を稼ぐのが主目的でしょうから。お金に繋がらないことは普通に考えて損だからです。

もし脅されても警察に通報すれば良いです。

 

 

あとは、少し犯罪の手伝いをしてしまったから逃げられないという考えもおかしいです。

 

罪を犯した→刑務所行き

という単純な話ではなく、罪にも重さがありますし、不起訴になる可能性もあります。

損得で考えれば、どの時点でも「やっぱり辞めた」が最善手です。

 

 

1番良いのは個人情報を送らないことでしょうけど、騙されて送ってしまうこともあるでしょう。

でも当然その時点でもう関わらないか、誰かに相談したり、警察に相談しても良いわけです。

 

さらにいえば、じゃあ闇バイトの現場にいって、犯罪をしそうだ。

という時点でも辞めた方が得です。

 

闇バイトの奴らで集まって、同じグループの奴らが犯罪をしている

という時点でも自分だけ中止した方が得です。

 

 

つまり結論は、

子供のままの法的感覚だと騙されやすくなる。

だから法律の知識と感覚を身につけようということです。

学校でももっと教えた方が良いですよね。

周りに子供がいたら教えてあげてください。

 

 

マーケティングから結構離れた話になりましたが、悪用手段もあるということで。

 

おわり